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第4回放送 映画が取り持つエキストラの輪

出演:とくしまエキストラフレンズ 代表 安田克良さん

 とくしまエキストラフレンズが発足したのは2009年。きっかけは徳島が舞台となったNHK朝の連続ドラマで「ウェルかめ」でした。集まってきたエキストラが何度も顔を合わせているうちに仲良くなり、どうせなら情報交換や交流の場を広げるために会を作ろうと、安田さんの呼びかけで「とくしまエキストラフレンズ」が誕生しました。

現在、会員は約30人、日頃はまったく接点のない年齢も職業も運う人たちが「エキストラ」という目的を通して交流を深めています。とくしまエキストラフレンズの母体となっているのは徳島県が運営する徳島県ロケ-ションサービスで、映画会社やテレビ局からの依頼を受けた徳島県エキストラサービスが、「とくしまエキストラフレンズ」を含めたエキストラ会員約500名にメールでエキストラを募集。その後、さまざまな条件をクリアした会員が晴れてエキストラとして参加できるという仕組みになっています。

そんな中、一度だけ「とくしまエキストラフレンズ」のメンバーだけでやって欲しいという嬉しい依頼が舞い込んできました。徳島県の観光PRドラマ「新町川」という作品です。その作品で初めてキャスティングからスケジュール調整までを一人でこなした安田さん。それぞれ仕事を持っているメンバーを集める苦労はあったものの、とても楽しく有意義な時間だったと振り返ります。初めて出来上がった作品はいわば「とくしまエキストラフレンズ」の子どものようなもの。この貴重な経験によってメンバーの絆は今まで以上に太く、確かなものになったようです。

また、この会の活動を通して、自分たちが暮らす徳島がますます好きになってきたという安田さん。普段、見慣れた何気ない風景が、映像に映し出された時に、驚くほど豊かで新鮮な表情を見せてくれる瞬間かあるといいます。

これからもメンバーが楽しみながら徳島の良さをPRしていきたいと話す安田さん。たとえ画面には一瞬しか映らなくても、たとえひと言のセリフがなくても、エキストラという非日常空間を共有しているメンバーたちは、映像では映しきれない確かな絆で結ばれています。