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第13回放送 観光ガイドから、はじまる物語

出演:徳島観光ガイドボランティア会 総務部長 庄野りつ子さん

 福島県出身の庄野さんが徳島で暮らし始めたのは今から20年前。それまで転勤族のご主人と全国各地 を転々としてきた庄野さんにとって、ご主人のふるさと「徳島」での暮らしはとても新鮮だったと振り返ります。

市内の中心部に山があり、海があり、川がある徳島の風景がすっかり気に入った庄野さん。はじめは何 をしゃべっているのかさっぱり分からなかった徳島弁を、自分が無意識にしゃべっていることに気がついた 頃、徳島市が観光ボランティア養成講座の受講生を募集していることを知りました。2005年のことでした。

現在、徳島観光ボランティア会のメンバーは受講を終えた1期生から5期生まであわせて85名。さまざ まな仕事を持つメンバーが交代で徳島観光に関する活動を展開しています。

その中で、メインとなっているのが毎週日曜日の朝、阿波踊り会館の前に立ち、「町を散策してみたい」と 希望する観光客を対象にガイドする「定期便ガイド」です。
案内する基本コースは、モラエス館を見学する眉山山頂コース、写楽の墓などを巡る寺町コース、城山や徳 島誠博物館を見学する徳島城跡コース、ひょうたん島周遊の新町川コースの5コースです。

観光ガイドを始めて6年になる庄野さんには、今までさまざまな出会いがありました。説明を興味津々で 開いてくれる人、次々と質問をしてくる人、中には自分のお国自慢ばかりする人。そんな一期一会が楽しくも あり、ガイドを通してたくさんの友人もできたと話します。

また、徳島観光ガイドと聞けば、対象は県外の人と思われがちですが、同会が企画するPRコースに参加 するのは意外にも大半が徳島市内の人です。車で走るだけでは気づかない街の変化、身近すぎて当たり 前になっていた街の良さ。それに気づいた人がまた誰かをガイドする。そんな人と人とのつながりが徳島 、 の街を、人を豊かにしてくれると信じている庄野さん。

たまには時間に縛られず、目的を持たずゆっくりと徳島の街を歩いてみませんか?