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第1回放送 防災活動を通して地域とむすぶ絆

出演:小西先生と津田中学校のみなさん

 あなたは、「ぼうさい甲子園」を知っていますか?
「ぼうさい甲子園」とは、学校や地域で防災に取り組む子どもや学生にスポットを当て、応募者の中から 優秀な取り組みを選んで表彰式と発表会を開催する大会です。対象は小、中、高、大学生の4部門。 各部門からぼうさい大賞を1点ずつ、その中から総合グランプリか1点選ばれます。

その最も栄誉あるグランプリを2年連続受賞したのが、徳島市津田中学校のみなさんです。
7年前に総合学習の一環として始まった津田中学校の防災への取り組みは、先輩から後輩へと受け継がれ、今や全国的にも一目置かれる存在になりました。しかし受賞への道のりは簡単ではありませんでした。受賞した防災講座を受講する2・3年生63人は、夏休み中に住民約20、000人にアンケートし、震災時の行動や意識の変化を調査。その結果、住民の多くが一番先に避難すると回答のあった「津田山」が安全性に問題があることがわかり、県や市に対して整備をするように要請書を提出しました。

また、実際に自分たちの足で歩き、時間を計って、避難経路や所要時間も地道に調査しました。その集大成として今年の3月には、「津田・新浜地区の防災マップ」が完成。地域住民に配布されました。また、地域の防災訓練などへの参加も積極的に行い、津田中学校の防災活動はますます地域になくてはならない存在になっています。

「防災とは継続しなければ意味がない!」3月11日の東日本大震災によって「防災」の必要性が見直されている今だからこそ、顧問を務める小西先生の言葉が心に響きます。

「防災がきっかけで地域の人と話をする機会ができた!」「防災を通して地域とつながりができたような気がする…」。

ぼうさい甲子園において2年連続グランプリ受賞という快挙を成し遂げた彼らの言葉の中には、地域との確かな絆が存在していました。