お仏壇について

お仏壇とは、本来ご仏像と経典をお祀りする厨子でした。仏壇はお寺の延長ともいわれ、お寺の本堂には、ご本尊が須弥壇に祀られています。(須弥壇とは、仏教の世界観でいう世界を中心にそびえ立つ須弥山、須弥山の頂上には帝釈天、中腹には四天王の神々、ふもとには四大州といって日月がここをめぐり、人が住んでいるとされています。)お仏壇の最上段の奥に、宮殿があり、そこに本尊を安置して須弥壇が作られます。お寺の本堂にあるお花、供物、灯明を小型化したのがお仏壇です。 お仏壇は、家の中の小さなお寺といえるでしょう。どこに置いてもよいのではなく、家族がいつでもお参りできて、清清しい気分を保てる静かな清浄なところに置いてください。重要なのは毎日お参りしたくなる場所に置くことです。また、お仏壇を長持ちさせるためには風通しがよく、明るく、湿度の低い、直射日光が当たらない場所に置くことをお勧めします。
仏壇本体1.欄間 / 2.宮殿/ 3.障子 / 4.大戸 / 5.本尊の位置/ 6.脇掛の位置 / 7上卓の位置 / 8.ケコミ / 9.前卓の位置

唐木仏壇の銘木の一例

唐木銘木の断面見本です。(※木材の引板の場所、生育状況によっても変わります。)
黒檀
紫檀
黄王丹
黒柿
本欅
神代杉
鉄刀木
本鉄刀木
栴丹
パーロッサー

唐木主材の種類(加工方法)

写真のように、原木を芯材に練りつける方法や、原木をスライス(0.2~0.5mm)、または、紙・塩ビなどにプリントして貼付ける方法などがあり(低価格品)、接着剤も有害物質を含まないものを使用するようになってきました。
片面ネリ
二方ネリ
三方ネリ
四方ネリ

仏壇の管理とお手入れ

常にきれいにしておくことが仏に対する心からの敬いです。仏壇を掃除するために本尊や位牌を外に移動するときは、その前後に合掌しましょう。
金箔部分 細工が細かいので、取り扱いに注意してください。その輝きを保つために、手で触らないよう、毛ばたきでホコリを払い、金箔にはふれないよう注意が得に必要です。
換気 仏壇は、湿度・直射日光になどで痛みます。一日一度は、窓を開き換気を行って下さい。梅雨どきは、湿度に注意をして、除湿を行いましょう。
補修 素人が修理すれば、却って傷みを増やすことも考えられます。わずかな傷でも購入店・仏具店で見積もりを出してもらい修理を致しましょう。
長期修理 修理が長引く場合、厨子を用意して本尊と位牌だけを安置するか、お寺に預かってもらいます。お寺に預かってもらう場合、お守り料としてお金を包む必要がでてきます。修理に出す仏壇は「お霊抜き」、修理から帰ってきた時「お霊入れ」のため、僧侶にお経を上げてもらいます。どちらもお布施を包むことになります。
お供え お仏壇をきれいに保つ意味合いからも、いつまでも上げておくのではなく、朝、お供えした物なら昼間には下げるくらいの方が供養のけじめがつくだけでなく、仏壇の長寿になります。仏飯、茶や水、花などのお供えは家族の朝食前にすませましょう。
仏壇の扉 基本的に開けっ放しないで、二重扉の場合は昼間は内側の扉を閉めておき、夜眠る前に外側の扉を閉める。 一重扉の場合は昼間は開けておいて良いでしょう。