ご相談・資料請求・ご購入はこちら。
チャットやオンライン相談も。

きっかけは、伝えていくべきことを素直に
「守りたい。」という思い。

岸 本 耕 三

株式会社ぶつだんのもり代表取締役社長。社団法人徳島青年会議所第47代理事長・徳島商工会議所青年部(徳島YEG)第14代会長・徳島東ロータリークラブ2016〜17年度会長を歴任。 現在も様々な「まちおこし活動」を遂行。第二の故郷、徳島をこよなく愛する熱き青年社長。

〈黒田〉 本日は宜しくお願いいたします。まずは、徳島の女性にスポットを当てる、「TOKUSHIMA WOMAN STORY 彼女たちの羅針盤」という番組をスタートさせたきっかけを教えて下さい。

〈岸本〉もともと徳島の地域ごとに根付いている文化を残したいと思ったのがきっかけですね。そういった文化は「誰かに褒められる」のを目標にしているわけでもなく、地道に続けていらっしゃいます。そういった文化から学ぶことも多いのではないかと感じていたんです。それの根幹は四国八十八ケ所霊場めぐりでも行われている「お接待」にもつながっていることも感じていました。

〈黒田〉 確かに「誰かに見てもらう、認めてもらう」といったこととはまったく関係ない「お接待」というのは、徳島にある文化かもしれません。でもこの文化を大切にすべきことだと感じることがあったそうですね?

〈岸本〉最近感じたのは、伝え聞き大切にすべきことを知らない人が想像以上に多いということです。これは、団塊の世代の方々とお話しをさせていただくと特に感じます。例えば日本の大切な文化で50代などであれば親や祖父や祖母から教えてもらったことはたくさんありますが、若い世代になると伝統的なことを聞いたことがある人が少ないです。

〈黒田〉最近の若い人は、時間がないというのもありますかね?

〈岸本〉時間がないというのもありますが「我々が次に伝えるということを忘れてしまっているのではないか? もっと伝えることをしなければならないのではないか?」と考えたんです。ならば「残っている文化を繋いでいくことをしたい」と思案する中、メディア等に取り上げられることは、少ないものの『知ってもらいた活動』をしている女性が、たくさんいらっしゃることを改めて知る事になって、『未来にむけて何らかの方向性を指し示すことができる、羅針盤のような女性を紹介したい』と思いつきました。 今回は、全部で26回。のべ20組もの皆様にラジオ出演して頂きました。それでも紹介しきれていない女性もたくさんいらっしゃいますよ。[笑]

誰かに知ってもらうことが
チカラになる!

黒 田 忠 良

NPO法人徳島ツーリズム協会代表理事(通称:クロちゃん)ラジオ、テレビのキャスター、リポーターを担当。現在は、講演や司会、フォーラムなど幅広く活動する一方、人材育成や体験型観光を企画し、地域社会への貢献にも積極的に参加している。

〈黒田〉徳島の女性はそういったなかで、頑張っている人が多いですが、岸本さんのまわりではいかがですか?

〈岸本〉元気な人が多いですね。朗らかで周りも元気にする女性はいらっしゃいますね。徳島の女性は日本一だと思います。逆に黒田さんにお聞きしますが、取材をしての感想はありますか?

〈黒田〉やはり多くの方が「家族の理解があって助かっている」とおっしゃっていたのが印象的でしたし「ラジオ出演のおかげで、活動をより理解してもらえた」という話しもありました。
やはり「誰かに知ってもらう」ことで「やりがい」や「次のステップへのきっかけになる」というのは大いにあるのかもしれませんね。それを考えると、お話を聞いてラジオで流すというのは不思議なチカラの源になっているのかもしれません。

〈岸本〉今回の番組に出ていただいた人はもちろんですが、人に知ってもらうことで「もっと頑張ろう」といったモチベーションに繋がればと思いますね。
 実は私のところにも「ラジオを聞いて私も頑張ろうと思った」「私も何か活動をできるのでは?と感じた」という声をいただきました。このような声をお聞きできただけでも番組をサポートした意味があったと思います。

女性は、人と人の絆を
自然に大切にしている。

〈黒田〉出演いただいた皆さんが、前向きで頑張っていました。「われわれ男性も頑張らないといけないな」とも感じることもありました。

〈岸本〉僕も女性の頑張りに刺激されることはあります。女性ならではの考え方で、新しいことを気づかせてくれることも多いですね。
今はITの発展で、便利にはなっていますがそういう便利さはさておき、人が本来持っている喜びや悲しみ、楽しみを共有するということを、けっこう女性は自然にしている。
そこは人間らしさというか人と人の繋がりや絆を自然に体現しているのでしょうね。そういったことを気づかせてくれる、いいお話しをいただけたと思います。ありがとうございました。