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episode04

より美味しい、
「みまから」を作りたい!

出演/工房ロマン 住友 弘子さん

 「みまから」は美馬地方に古くから伝わる激辛薬味で、およそ15cmの大きめで肉厚の美馬産の青唐辛子を原料に、地元商工会女性部が町おこしの一環で作られ「美馬で辛いもの」という意味で名付けられました。

 開発をスタートして最初に大変だったのは唐辛子の辛さ。切るときにマスクや手袋をしないといけない。直接触れていると傷口に滲みたり痛みが襲ってきたりします。逆に考えると美馬産の青唐辛子がそれだけ辛味が強いということですが、それを活かした商品作りを進めました。ただ苦労したおかげもあって自慢の一品ですよ。

  「みまから」はお味噌をベースに青とうがらしを混ぜ混んでいます。混ぜ込みのベースは3kgの味噌に青唐辛子を10本ほど。この比率が味噌の風味を活かしつつも青唐辛子を感じられる、ほどよいピリ辛感になっていますし、少量でも口にすれば風味と辛味と旨味が口の中に広がります。

 最近は「より辛みを増した『みまから』が欲しい」といった特別注文をいただけるようにもなりました。味噌の甘みと唐辛子の辛みを活かす調整は大変ですが、できるだけお客様が望む「みまから」を作れるように頑張っています。ただ「みまから」は、製造期間が7月から10月までしか無いので、その間は一生懸命製造を進めています。

 これからの目標ですが、いろいろと変化する時代に合わせた商品開発して「みまから」を進化させていきたいですね。今は体にいい黒ニンニクを加えた新しい「みまから」の研究を進めています。商品化できた時は、ぜひご賞味下さい。