徳島県は平成17年度から「林業プロジェクト」を進めています。「林業プロジェクト」とは、高性能の林業機械を導入して木材の生産性を大きく向上させることや、若者の林業従事者の増加を目指したもの。そのプロジェクトの1つが若手の林業担い手を育成する「林業アカデミー」の開校です。1期生の11名はすでに卒業して県内の企業にて林業に従事しています。いまは2期生13名が毎日頑張っています。カリキュラムとしては、チェーンソーの実機実習から座学。そして作業を行う場所へ向かうための道路の造成など覚えることがたくさんあります。卒業後は即戦力として求められているので、覚えることがたくさんありますね。

　林業アカデミーは、高校卒業してすぐの人から一度は社会に出ながらも「自然と向き合い仕事がしたい！」と一念発起して入学してくる人がいます。生徒の年齢層もバラバラなので、どうしても先生との距離感なども違ってきてしまうことも多いです。そこで私がアカデミーの生徒さんと先生の間を繋ぐ役目を担えるようにしています。また就職するためのサポートなどもしていますよ。昨年の1期生全員が徳島県内で就職できた時はホッとしたと同時にやりがいを感じました。これからは林業アカデミーを通して女性の就学者、林業従事者が増えていって欲しいと思っています。林業=力仕事というイメージがあるかもしれませんが、女性らしい繊細な作業が必要な場合もありますし、機械化が進んでいるので全ての作業が力仕事ということはありませんよ。

　ぜひ、興味を持ったら林業アカデミーを調べてみて下さい。