お仏像
お仏像の役割は?
仏教の教えの具体化された形として、お仏像はつくられました。お仏像に対して私たちは礼拝し、その功徳をいただこうとします。
しかしお仏壇は、祖先をおまつりするのが大きな目的ですから、お仏像は仏教のシンボルであるとともに、先祖の御霊のシンボルなのです。
したがって、お仏壇の中央の上段に安置し、お位牌はその横にたてます。お仏像は彫刻のこともあり、ご絵像のこともあります。
新しく買い求めたときは、お仏像にも「開眼式」を行います。
各宗派のご本尊は?また、その違いは?
各宗派が求める仏教の理想は、終極的には同じはずのものですが、その求め方が違いますので、おまつりするご本尊も違ってきたのです。ご本尊は、各宗派の根本的な考えをあらわしています。
以下に主な宗派のお仏壇に安置するご本尊をあげてみます。
しかし、現在のわが国には、古来の八宗十三派のほかに細分しますと、五百数十の宗派があり、なかには、ご本尊についていろいろな規定を定める宗はもありますので、いずれにしろ、安置するときは、檀那寺に相談して下さい。
- 浄土真宗 阿弥陀如来像
- 真宗大谷派 阿弥陀如来像
- 浄土宗 阿弥陀如来像(舟型光背)
- 禅宗 釈迦如来
- 曹洞宗 釈迦如来像
- 臨済宗 釈迦如来像
- 天台宗 釈迦如来像(阿弥陀如来や観世音菩薩などをまつるときもあります)
- 真言宗 大日如来像(お寺では胎蔵界大日如来の坐像をまつります)
- 日蓮宗 御曼荼羅・祖師像
ご本尊は男?それとも女?
ご本尊は、真理がこの世の人にわかるよう、仏の形をとってあらわれたものですので、悟ってしまえば男女の性を超越してしまいます。だから、知恵をあらわしている姿は男らしく、慈悲をあらわしている姿は女らしくみえます。男女の区別はなく、色も形もないのです。
これは、「仏の三十二相」の10番目「陰馬蔵相(おんめぞうそう)」(陰相、男根が体内に陰されている)とあることからもわかります。
*「仏の三十二相」・・・仏陀の瑞相(普通の人間とは異なった仏身の特長)とされているもの