お仏像2

お仏像の材質は、どのようなものがあるのですか?

仏像には、木仏、金仏、塑像仏、石仏などがあります。

  • 木仏・・・良質の木材を出す日本で作られたもので、木彫として世界に冠たるものです。生命力が強く長く生きる木の芯を彫ってつくったもので、日本人の美意識と、日本の風土に合った最高のものといえるでしょう。日本人は丸太にも仏性が宿っていると考えて、そこから余分な部分を取り除くと、自然に御仏の型があらわれると考えました。生命の証である樹輪がはっきりと仏像にあらわれた、彩色のない一木彫成の仏像が平安時代初期につくられています。
  • 金仏・・・中国・朝鮮に多いもので、飛鳥・白鳳・天平時代には日本でもつくられました。灼熱の温度で鋳込むことから邪念・邪心がなくなり清浄化されるといわれ、仏像をつくる人の心の中の仏がのり移るともいわれます。
  • 塑像仏・・・粘土でつくり色彩したもので、槌の生命を生かしたものです。造形が自由自在ですぐれた仏像がつくられました。
  • 石仏・・・自然の石を彫って仏像にしたものです。断崖に彫る魔崖仏もありますが、雨風にさらされて庶民の苦を救い続けてくれるといわれています。

 

ご本尊の頭は、なぜ青色なのですか?

「仏の三十二相」のなかに定められていることなのです。

12番目の「毛孔生青色相」で、1本1本の毛孔から青色の毛が生えているという意味です。

なぜ「青色の毛」と定められているのかといいますと、暑いインドでは、青は清涼の色で、黒をあらわすのに青であらわします。すなわち、青は理想の色だったのです。

蓮華でも青蓮華をもっとも尊重するのはそのためです。こ

の他では、千輻輪相(足の裏に千輻輪の掌紋がある)、身金色相(全身が黄金に輝く)などの特徴が示されています。

 

お仏像の台座になぜ蓮を使うのですか?

蓮はインドでは、その蓮べんの形から心臓をあらわすものとされ、生命の象徴でした。

また、泥の中から出てくるにもかかわらず、清らかな花を咲かせますので煩悩のなかから正しい悟りが生まれることもあらわし、仏教のシンボルとなったのです。

それで浄土の池に蓮が生えること、蓮の上に往生者が化生することなどが説かれました。

この蓮の生長過程になぞらえ、たとえ泥沼のようなところにいる人でも、仏様がお救いくださることを教えたのです。

また、蓮の花を見ていますと、開いたばかりなのに、もう将来の実の形がそなわっています。

これは、未来は必ず仏様になれるという象徴だといわれています。

以上の理由から、またその色、香り、涼しげなところから、仏様の座にふさわしいと考えられ、古来、インドでは仏様の台は蓮台と定められているのです。

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