真言宗の仏事とは?

宗祖

弘法大師空海

 

ご本尊

大日如来

(全ての仏様は大日如来が姿を変えたものであるという考えから、さまざまな仏様が祀られます。)

 

教え

真言宗は真言密教とも言い、「即身成仏」を教えの根幹にしています。

これは密教の修行の実践により、誰でもただちに仏になることができるという教えです。

密教の修行とは、身体の修行である身密、言葉の修行である口密、心の修行である意密で、あわせて身口意の三密修行と呼ばれています。

 

本山

真言宗には多くの派がありますが、ここでは十派だけをあげておきます。

  1. 高野山真言宗 :高野山金剛峰寺(和歌山県)
  2. 醍醐派:深雪山醍醐寺(京都市)
  3. 東寺真言宗:教王護国寺(京都市)
  4. 泉涌寺派:東山泉涌寺(京都市)
  5. 御室派:大内山仁和寺(京都市)
  6. 大覚寺派:嵯峨山大覚寺(京都市)
  7. 善通寺派:五岳山善通寺(香川県)
  8. 智山派:仏頂山智積院(京都市)
  9. 豊山派:豊山長谷寺(奈良県)
  10. 新義真言宗:大伝法院根来寺(和歌山県)

 

歴史

7世紀中頃のインドで、当時衰退の傾向にあった仏教の復興運動がおきました。

この運動によって密教が盛んになり、西インドで「大日経」が、南インドで「金剛経」が成立します。

「大日経」は善無畏三蔵によって陸路で、「金剛経」は金剛智三蔵によって海路で中国に伝えられました。

中国に伝わった密教は、初めてこの2派に分かれていましたが、空海の師匠である恵果和尚によって統一されます。

弘法大師空海は宝亀5年(774年)讃岐国に生まれ、15歳で都にのぼり、仏教をはじめさまざまな学問を学び、各地の山野で修行しました。そして密教の実践を学ぶため中国へ留学、恵果に入門します。

恵果は空海に会うなり「私はあなたが来るのを待っていました。直ぐに密教の奥義を伝えましょう」と言ったそうです。

つまり恵果は1000人を越える弟子の中から、正当な密教の継承者として空海を選んだのです。

空海は帰国後、全国行脚を経て真言宗を開きます。

真言宗は興教大師覚鑁が高野山座主の時に古義と新義に分かれ、その後さらに分化し多くの派が生まれてゆきます。

 

お仏壇の飾り方

分派が多く、また地域による違いもあり、飾り方はさまざまですが一例をあげます。

高野山真言宗では中央にご本尊である大日如来を、向かって右に弘法大師、左に不動明王をまつります。豊山派・智山派では左に興教大師覚鑁、あるいはそのかわりに不動明王か、観世音菩薩や地蔵菩薩などをまつることが多いようです。

※これは一例です。地域や仏壇の大小などによってまつり方に違いがありますので、正しくは菩提寺にお聞きください。

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